徹底先行不在の一戦。機敏に立ち回った和田健太郎が10月京王閣記念から連続Ｖを飾った。レースは、号砲で坂本健太郎がいち早く飛び出して正攻法の位置を確保。坂本－阪本正和、和田－佐々木雄一、木暮安由－上原龍－志村太賀、藤田勝也－村田雅一から赤板ホーム入り口で近畿勢が上昇を始める。１角で誘導は退避し、藤田がまず先頭に立つが、その上を和田が切って打鐘。今度は木暮が押さえに行くと、和田は合わせて踏んでイン粘りに出る。木暮の後位が併走で最終ホームを迎え、中団から藤田が巻き返すが、ペースを上げた木暮が主導権を譲らない。木暮の番手で和田が競り勝った２角で坂本の後方まくりが飛んでくるが、２センターで売り切れ。坂本が迫るのに合わせて番手から踏み出した和田が佐々木の追撃も振り切った。