和田真久留が上がり11秒１の必殺まくりで強襲。４車で結束した地元岐阜勢を粉砕し、昨年９月小田原以来となる今年の初Ｖを飾った。
　号砲で成田健児が出て、和田－成田の神奈川勢が前受け。川口聖二－松岡篤哉－山口富生－谷田泰平の地元勢が３番手以下を占め、最後方に単騎の神田龍と言う並びで周回を重ねる。隊列に変化ないまま赤板を経過したところで、川口が動いて１コーナーで先頭に立つ。出切った地元勢の後ろは神奈川勢となり、神田は川口の仕掛けには乗らず依然最後方のまま。後続を見やりながら徐々にペースに入れていく川口に対し、打鐘と同時に神田がカマす。これに反応した川口もスパート。前までは遠く、神田は３番手の外あたりまで上がるのが一杯で、最終２コーナーで後退。一方、地元勢の好きにさせてタイミングを図っていた和田が踏み出したのは２コーナー過ぎから。直線に入り、粘る川口の後位から松岡が抜け出すが、その外を和田のまくりが届いた。