• 平塚競輪場ナイター9/28〜9/30

SV FⅠ 平塚 09/30

展開が向いた中村浩

中村浩士

中村浩士

 決勝は眞杉匠の先行一車の組み合わせとなったが、予想外のレース展開に。流れが向いた中村浩士が昨年9月久留米以来、約1年ぶりにVを飾った。
 号砲で岡村潤、中村の南関コンビが飛び出す。岡村-中村には単騎の東口善朋が続き、4番手に眞杉。その後位は古川尚耶と成田和也-佐々木省司の北勢で内外を入れ替えながらの競りが続く。一旦は古川が最後方まで下げるが、赤板2コーナーで再度、眞杉後位に追い上げる。しかし、眞杉は仕掛けない。結局、誘導が退避した打鐘から押し出される格好で岡村が主導権を握る。岡村がペースを上げた2センターで成田が競り勝って眞杉の番手を取り切るが、依然として眞杉は前団の様子を窺って構えたまま。つっかけるような再三の仕掛けのタイミングを逃した眞杉は踏んだり止めたりの前のペースに段々と脚を削られていく。しかも、しびれを切らした佐々木が内を掬って4番手に切り替えてしまう。最終2コーナーに入ると東口が先まくり。追って眞杉も踏み出すが遅かった。東口が2センターで岡村をまくり切ると、中村がすんなりスイッチ。粘る東口を中村がゴール寸前で交わした。

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