連日前を抜けていなかった橋本強が決勝は持ち前の勝負強さを発揮。意外にも優勝は17年11月松山以来となる。
　けん制気味のスタートから橋本が出て、松本貴治－橋本－福島武士の四国勢が前受け。菅田壱道－中本匠栄の即席コンビが続き、後方にも岩本俊介－松岡貴久の即席ラインでの周回となる。各ライン見合った状態で全く動きのないまま赤板を過ぎ、２コーナーで岩本がダッシュ。合わせて松本も誘導を交わして踏み上げたところで打鐘が鳴る。２センターで岩本が叩き切ると、松本は引かずに番手飛び付き策に出る。しかし、松岡にキメられて結局、最終ホームでは３番手に入り直す。２コーナーを過ぎて立て直した松本はまくり発進。岩本も抵抗して、両者モガき合ったまま直線へ。最終的に松本がねじ伏せるが、その後位から橋本がズブリ。一方、後方で構えたままだった菅田は２センターで車を外に出してまくり追い込みにいくが、個人上がり11秒０でもさすがに仕掛けが遅くて届かず２着までだった。