• 4/24〜4/26
  • 松戸競輪場 第4回オールガールズクラシック

  • 4/24〜4/26

後記 GⅠ 松戸 04/24

6連続G1制覇も通過点

佐藤水菜

佐藤水菜

優勝写真
優勝写真
優勝写真

 一昨年11月の競輪祭女子王座戦から続く6連続G1制覇。年間グランプリスラムを成し遂げた佐藤水菜の勢いは、鈍るどころかさらに加速。3日間、まざまざと力の違いを見せつけた今年最初のガールズケイリンG1の完全Vだった。
 「(ゴール直後は左手でガッツポーズしたのは)ルーティンみたいな。1着でタイトルを獲れた時は、左手で頑張ってガッツポーズをするのが、自分の決まりポーズみたいな感じですかね」
 昨年も見慣れたVシーン。佐藤が松戸に詰めかけた多くのファンに感謝の気持ちを表現した。
 レースは、5番手から進めた。最後方の7番手にいた山原さくらが動いて、打鐘で勢い良く踏み込む。佐藤も迷うことなく山原を追いかけて、その上を叩きに出た。
 「誰が番手にいようが、自分がやることは1つでした。あとはしっかりと自分で走り切ろうと思っていました。山原さんが行って、それに乗っかって仕掛けていきました」
 スピードの違いは明らか。最終ホーム手前で山原を並ぶ間もなくとらえて、主導権を奪取。佐藤に続いた太田りゆと2人で、3番手以下を大きく離した。
 「結局、人のスピードをもらって行っちゃっている。自分で行けよっていうことなんですけど。やっぱり一番目に動く、レースを動かしていくって格好いいじゃないですか。そういうレースを目指していきたい。もっと格好いいレースをつくっていきたい。魅せる競輪をしていきたいなって思っている。ちょっと考えが甘かったですよね」
 初日ティアラカップ、準決では上がりタイム9秒5のまくりを連発し、決勝では9秒7で逃げ切り完勝。それでも佐藤は、自身の内容に満足することはない。
 「気持ちが弱かったのでスタートも出られなかったですし、まだまだ気持ちが足りていないってすごく痛感しています。もっと、もっと高いレベルを目指していきたいです」
 競技大会の香港ワールドカップから中2日の強行ローテーション。万全のコンディションではなかったが、役者の違いを見せた佐藤の“一強”の時代はまだまだ続いていく。

 周回中に佐藤の後ろにいた太田りゆは、打鐘3コーナーから踏み上げた佐藤をそのまま追走。最終バックでは3番手以下を大きくちぎって、マッチレースに持ち込んだ。が、女王を脅かすことはできずに、1車身差のままゴール。
 「力勝負がしたかった。自分からの発進を考えていたが、6番車でいい位置取りが難しかった。差せなくて悔しいが、自分の現状もわかった。自分は差せないと思ってレースはしていませんから。2着でオッケーと思ってやってはいない」

 佐藤、太田にはのみ込まれた児玉碧衣だったが、山原のカマシを合わせ切り、尾崎睦をまくらせなかった内容は評価できる。
 「鈴木(奈央)さんが車間を空けていましたし、山原さんは飛んでくると思っていた。そこを突っ張るか、1車なら出させてもって。佐藤さんが見えなくて迷ってしまいましたね。でも、組み立ては文句ないと思います。脚負けだけなので。自分もレベルアップしている手ごたえを感じていますし、やっている方向性はこっちだなって思う」

Race Playback

レース展開4
 先行策から押し切った佐藤水菜選手が3連勝の完全V。太田りゆ選手が流れ込んで2着。大きく離れた3着は児玉碧衣選手。

レース経過

誘導員 : 岡本英之

 号砲で鈴木奈央、柳原真緒の両者が飛び出したが、鈴木が誘導員を追う。道中は、鈴木、柳原、尾崎睦、児玉碧衣、佐藤水菜、太田りゆ、山原さくらの並び。 前受けの鈴木は、赤板過ぎに誘導との車間を切って後方の動きを警戒すると、尾崎、児玉が順に先頭を奪うも、ペースは上がらない。すると打鐘手前で5番手まで追い上げた山原が一気にスパート。反応した児玉も踏み上げるが、佐藤が3車併走を乗り越えて最終ホーム手前で先頭に立つ。佐藤の仕掛けに太田がピタリと続いて、3番手以下を大きく突き放す。太田は2センターで車を外に持ち出すも、佐藤との差をまったく詰めることができず、佐藤が逃げ切りで今年最初のG1を制した。太田が2着。山原の内で応戦した児玉が前の2車を懸命に追うも、その差は詰まらず3着。