• 8/7〜8/9
  • 佐世保競輪場第2回女子オールスター競輪

  • 8/7〜8/9

後記 GⅠ 佐世保 08/07

無人の野を行くGI8連覇!!

佐藤水菜

佐藤水菜

優勝写真
優勝写真
優勝写真

 完膚なきまでの圧勝。最強女王の名を欲しいままにする佐藤水菜が、GI8連覇を文句なしの逃げ切りで決めた。
 6番手で周回を重ねた佐藤は、打鐘から早くも動き出す。4番手から先に動いた梅川風子が押さえた上を、4コーナーで叩いて先行。敵に包囲網を敷かれる前に、佐藤がレースを掌握した。
 「レースは(事前に)考えてなくて、並んだ時に尾崎(睦)選手が後ろだったので、長い距離を行こうと決めて、打鐘からいつでもいけるように腹は決めていました。(梅川が押さえた)そこで自分がどれだけ前に出られるかで、後ろの動きが変わってくるだろうなと思っていたんですけど、自分のスピードが甘かったので、(後ろで)接触があった。あまりいいレースではなかったけど、大きな事故にならなくて良かったです」
 飛び付いた梅川と、尾崎睦が1センターで接触して尾崎は後退。最終2コーナー過ぎからまくった児玉碧衣を、並ばせることなく完璧に合わせ切った。梅川が2番手から追い込んだものの、佐藤との差はまったく埋まらない。1車身差を付けたままのゴールで、まさに完勝だった。ドリームレースでの圧巻の逃げ切りに始まり、まさに独壇場の3日間。表彰式ではファンと共に、大会連覇の喜びを噛みしめた。
 「自分一人の力じゃなくて、お客さんに選んでもらって走れた舞台なので、2倍うれしいです。たくさん名前を呼んでもらって、それが力の源になりました。この優勝は自分だけじゃなくて、お客さんと一緒に分かち合える。本当にうれしいです」
 競技での世界一を目指すなかで、今大会は万全のコンディションで臨めたわけではなかった。9月にアジア競技大会、10月には世界選手権が控えており、そこでのメダル獲得を目指して、ここからコンディションを上げていく。
 「仕上がりが本当に悪くて、状態も悪かったんですけど、だからこそ初日よりはちょっと短い距離で、自分がもてる距離で踏みました。(開催中に状態は)良くはならなかった。帰ってどうやってケアして治すか。そこが課題になってきますね。次はアジア大会が控えているので、そこでいい状態に持っていけるように、ケア中心にやっていこうかなと思います。今、中国の若い選手が力を付けてきているので、まずは自分の状態を良くして、対抗できるように。アジア大会でメダルを獲れるように。世界選手権でも結果を出せるように頑張っていきたいと思います」
 改めて敵なしを証明し、勢いはさらに増すばかり。ここからも佐藤の不敗神話は、まだまだ続いていく。

 自ら動いて佐藤に飛び付いた梅川風子だったが、ゴール前は詰め寄ることができずに準V。
 「ワンチャンスが一瞬来ると思った。(打鐘の)そこでサトミナ(佐藤)は必ず来る。そこを逃すとチャンスはないと思った。(尾崎と接触した場面は)耐えられて良かった。4コーナーではサトミナが踏み直すところで差し込めなかった。調子が良くても難しかったと思います」
 まくりを打った児玉碧衣だったが、佐藤に合わされて万事休す。2センターで内に降りて3着は確保した。
 「(打鐘)4コーナーから行こうと思ったが、その前に梅川さんが来て。佐藤さんが来て、尾崎さんも来て。バックで少し緩んだので行ってみたが、そこは(佐藤が)踏み上げますよね。また練習して脚力を付けられるようにしたい。まだ弱いので頑張ります」

Race Playback

レース展開4
先に動いて前団を押さえた梅川風子選手を叩いてホーム手前から先行態勢に入った佐藤水菜選手。後続の追撃を全く許さず逃げ切った

レース経過

誘導員 : 瀬戸栄作

 スタート争いは、見合ったなかから太田瑛美が出て誘導員を追う。周回中は、太田瑛、石井寛子、児玉碧衣、梅川風子、太田りゆ、佐藤水菜、尾崎睦の並び。 赤板過ぎから梅川、太田りがそれぞれ車間を切って、打鐘過ぎに梅川が先に動く。合わせるように佐藤が6番手から上昇し、梅川が2センターで前に出た上をすぐさま叩く。佐藤が出切り、最終ホームで2番手が内に梅川、外に尾崎で並走となるも、梅川が取り切る。が、1センター手前で接触し、尾崎が大きく後退。3番手に追い上げた児玉は2コーナー出口からまくるも、佐藤が踏み直して前には届かない。2番手の梅川も差を詰めることはできず、佐藤が逃げ切りV。梅川が2着。3番手に入り直した児玉が3着。