• 奈良競輪場F1シリーズ12/31〜1/2

SV FⅠ 奈良 01/02

野口裕が待望のS級初優勝

野口裕史

野口裕史

 野口裕史が待望のS級初優勝をまさかの単騎戦で成し遂げた。しかも、赤板先行で押し切る文句なしのレース内容だった。
 号砲で地元勢が勢い良く飛び出して前団位置を占める。元砂勇雪-三谷竜生-栗山俊介、岡崎智哉-神田紘輔-渡辺十夢、野口での周回から青板前2センターで岡崎が上昇を開始。岡崎は青板で元砂に並んでプレッシャーを掛けるが、元砂は引かない。併走の後、バック線通過と同時に岡崎は誘導を切って前に出る。元砂が下げていく一方、野口は岡崎ラインに切り替えるかに、赤板前から思い切って踏んで主導権を奪いに出る。赤板過ぎに岡崎を叩いた野口はそのまま緩めることなくペースを上げていく。これで5番手となった元砂は最終ホームから反撃を開始。対し、番手にハマる形だった岡崎だが、踏み出しで空いた野口との車間を詰めるのがやっとで動けない。元砂も野口に追い付くまでで、そこからは車が進まない。そのまま直線に入り、元砂の内を掬った神田、外を踏み出した三谷が野口に迫るも、追撃を許さず野口が押し切った。

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