• 高松競輪場F1シリーズ11/7〜11/9

SV FⅠ 高松 11/09

大槻寛が予想外の混戦を制す

大槻寛徳

大槻寛徳

 最後までモツれる競走で波乱の決着。絶好の展開をモノにして大槻寛徳が今年3V目を飾った。
 号砲で1番車の大槻が出て行く。鈴木庸之-吉澤純平-大槻、松谷秀幸-近藤保、松岡貴久―柏野智典で周回を重ねる。赤板ホーム入り口から松岡が上昇を開始。1コーナーで前団を切った松岡の先頭に代わるが、松岡は追って上がってきた松谷の動きに気を取られ、内を鈴木に突かれてしまう。結局、鈴木の主導権で、4番手に松岡、6番手に松谷となって打鐘。だが、鈴木は後続の動きをしきりに警戒して、なかなか踏み出していかない。しびれを切らした松岡が最終ホーム手前でスパート。合わせて鈴木も踏むが、松岡に叩かれて内に詰まってしまう。逃げる松岡-柏野の後位には松谷が追い上げ、4番手に吉澤で、大槻、近藤の順に。3コーナーまできて鈴木は内を盛り返して松岡に並び掛ける。そして鈴木は2センターから松岡に何度もブロックにいってドカしに掛かる。だが、松岡も激しく抵抗し、直線に入っても決着が付かない。鈴木が松岡を大きく外に持っていくと、そのさらに外に車を持ち出した松谷と接触して吉澤が落車。一方で内のコースががら空きになり、大槻、近藤が抜け出していく。結局、大槻のVで、2着に松谷、3着に近藤となった。

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