ピックアップ GⅢ 名古屋 03/01
地元の吉田敏の優勝で感動のフィナーレを迎えた名古屋記念。浅井康は2日目の優秀戦から3日連続で吉田の前回り。地元を気遣った組み立てだったが、1月立川記念以来の優出で悪い流れを断ち切った。
「無理がたたって座骨を骨折したんですが、静岡記念に行く前に治療したら一気によくなりました。ここ2カ月は練習が不足していたので、その2カ月分を取り戻そうと思ってやっている。ウィナーズカップ、ダービーに向けてこれから練習量を増やしていきたい」
松浦悠は記念決勝9度目の挑戦で惜しくも2着。記念初制覇は持ち越しになった。
「昨年末から新しい整体に通うようになって、体は絞れたし、勝負どころでしっかり反応できるようになりました。決勝は地元の力がすごかったです。すごい悔しいけど、あそこまで行って獲れなかったのは力不足ということでしょう。また頑張るしかないですね」
今年初の記念参戦となった鈴木謙は着。初日は後方に置かれたが、2日目以降は位置取りにこだわった。
「2場所前の小田原の最終日にシューズとかセッティングを換えて、車の出が急によくなりました。やっと頭と体が一致した感じです。結果が出てくると練習にも身が入るし、今回は仕上がってました。これからは後手を踏まないように、位置取りもしっかりやっていきます」
八谷誠は一次予選で打鐘から逃げて2着。3日目の選抜戦は久米康の先行を8番手から豪快にまくり切った。
「今回から新しいシューズを使いました。練習ではアタリがまったく出てなかったんですけど、本番でいいほうに出てくれればって願ってました。最終日はさ
すがに疲れが出てダ
メだったんですが、
実戦の感触はバッチ
リでした。次もこれ
でいきます」