• 第34回全日本選抜競輪2/8〜2/11

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅠ 別府 02/08

平原康多

平原康多

 G1初戦は激戦の連続だった。落車とはいえ三谷竜、清水裕のS班2選手が早々に戦線を離脱。決勝に勝ち上がったS班は武田豊だけ。平原康でさえも準決勝で敗れてしまった。

 「(カマした準決勝)あれが自分の走り。でも、あれで3着までに残らないとタイトルはないと思ってる。3日間フワフワした感じで、最終日の朝にセッティングをいじったら、それがいい方向にいった。次にはつながるかな」

 同じく準決勝で敗れた太田竜だったが、準決勝をのぞけば期待どおりの結果。「(前半戦の内容は)ピカイチでしたね。自信というより無心で。でも的確に判断できてる」とS級上位を相手に力強い走りを見せていた。

原田研太朗

原田研太朗

 昨年後半からスランプにおちいっていた原田研にとっては兆しを感じたシリーズとなった。

 「イケるだろうと思って、今までは(脚力を)キープしてたのがダメだった。今は初心に戻るじゃないけど、脚自体を上げていく感じ。当時の半分だけど、デビューしてやってた内容です。最近ちょっと競輪が楽しくなってきました」

 シリーズ2連対の竹内雄だが一進一退の状態を抜け出すには、まだ課題が多い。

 「上で戦うにはもう1個、2個スピードが足りない。そこを意識しないと。トレーナーといろいろ話して、違うトレーニングとかをして刺激を受けている。トレーニングを見直して、変えてから2カ月くらいですね。それにセッティングも結構、いじって初日から全部違う。最終日はいい感じだった。(吉田)敏洋さんに全部(セッティングを)聞いてやっている。自分で出せるようにならないと。(結果がいいのは)逃げてるんで、カマシやまくりはまだまだ。そこを強弱つけてやっていかないと」

大塚健一郎

大塚健一郎

 大塚健は「安心した。霧が晴れてきた。僕もここからもうひと花咲かせたい」。最終日の1着で溜飲を下げた。

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