• 小田原競輪場開設70周年記念北条早雲杯争奪戦8/24〜8/27

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 小田原 08/24

 郡司浩平の大会連覇で幕を下ろした小田原記念。「南関のみんなで取った優勝です」と郡司が語ったように、南関の結束力が光ったシリーズだった。

根田空史

根田空史

 根田空史は連日、地元選手の前で果敢に攻めた。今シリーズから初投入したフレームは馴染まず、3日目から元に戻した。

 「ブフリのフレームを実戦で初めて使ってみたんですが、重すぎました。3日目からちょっと前まで使っていたフレームに戻しました。こっちのほうがブフリのフレームに比べたら柔らかいんで、軽く感じました。後半はやっぱりキツくなりますけどね。今回は南関からしっかり優勝者を出せて良かったです」

岩本俊介

岩本俊介

 岩本俊介は先行、まくりで2勝をマーク。勝ち上がりこそ逃したが、スピードは一段と増している。

 「腰が良くなって、しっかり練習できているのが大きいですね。前回のオールスターも充実していたし、手応えをつかめてきている。体力もついてきて、最近は長い距離が踏めるようになりました。今回も車の出は良かったと思います」

嵯峨昇喜郎

嵯峨昇喜郎

 記念初参戦となった113期の新鋭、嵯峨昇喜朗は抜群の存在感を放った。一次予選は先行逃げ切りで快勝。シリーズ3連対と全国のファンに名前を売った。

 「前回の久留米の前にシューズとセッティングを換えました。あんまり感触は良くなかったけど、成長するためには必要なことだと思ってます。今回は初めての記念で初日が一番、緊張しました。準決勝はもうちょっと力勝負がしたかったし、悔いは残りますね。でも、自分のスタイルで勝負してもある程度、戦える手応えはつかめました。楽しかったです。また10月に33の松戸記念を走れるので、そこまでにS級のレースにもっと慣れて、調整して走れればと思ってます」

吉田智哉

吉田智哉

 今期S級初昇格を果たした111期の吉田智哉も記念初登場。一次予選を3着で突破したが、二次予選は大敗を喫した。

 「今回はS級でやっと戦えるかなという感触はつかめました。まだ自信を持てるほどではないですけどね。記念は強い選手もいてセッティングや走り方など色々勉強になりますね。次は富山で33が続くんですが、あまり得意ではなくて。ただ10月にも松戸のG3が入っているし、短走路を克服していきたいですね」

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