• 別府競輪 開設69周年記念 オランダ王国友好杯11/30〜12/3

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 別府 11/30

 松井宏佑の記念初優勝で幕を閉じた別府競輪開設69周年記念「オランダ王国友好杯」。主力組は競輪祭から中4日というタイトなスケジュールだったが、さまざまな思いを胸に師走の記念に参加していた。

山田英明

山田英明

 今年はビッグ優出ゼロに終わった山田英明は同期で仲のいい橋本強のフレームで4日間のシリーズを戦い抜いた。

 「(結果が出ないことも)覚悟のうえだし、当たればラッキーと思って来たので。もう2つぐらいステップアップしたいし、これから新しい自分を見つけられるように。新しいのも頼んでるし、次からもこれを使います。競輪の形態も変わったんでね」

 二次予選で敗れた原田研太朗だが初日特選を制すなどシリーズ2勝。「同期の松浦(悠士)がG1(競輪祭)を優勝した。うれしいけど、負けたくないって気持ちです。今年のG1が終わって緩みそうなところだけど、あれがモチベーションを上げてくれた」と、来年からの戦いへ向けて気持ちは切れていない。

島川将貴

島川将貴

小林泰正

小林泰正

 島川将貴は一次予選で小林泰、二次予選で松井宏を相手に逃げ切るなど、前半戦のインパクトは絶大だった。

 「(二次予選は)一生の思い出になりました(笑)。(後半戦も含めて)着以上に動きは良かったと思う。バックも3本取れたし、タイムも悪くなかった。あとはもうちょっと落ち着いて走れれば。駆け方とかも色々試していきたい」

 小林泰正は最終日にS級昇級後初の逃げ切り勝ちを収めた。

 「最近はずっとまくりに構えることが多くて、この逃げ切りは自信になりますね。準決勝が終わった後に、木暮(安由)さんに体が硬くなりすぎていると言われて。最終日はリラックスして走れて体がすごく楽だった。周りに自在に思われている部分もありましたけど、押さえ先行が自分には一番合っているのかもしれない。地区プロから中1日でキツいシリーズたったけど、収穫があって良かった」

近藤隆司

近藤隆司

 近藤隆司は11月四日市記念最終日からはじまった9着ラッシュを7で止めると、2日目、3日目と連勝した。

 「最終日勝てるかどうかが(復調を計る)一番のバロメーターだと思ってた。勝てれば自信につながったと思うけど、(8着で)そこはショックですね。でも3日目に発走機に着いたときに戻ったなと思った。ウエイト中に腰や首を痛めたり、落車で自転車が壊れたりと後半戦は色々あった。まだ体が絞れてないところもあるので、その辺ですね」

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