• 西武園競輪場開設71周年記念ゴールド・ウイング賞4/15〜4/18

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 西武園 04/15

 4月15日~18日の日程で開催された西武園競輪開設71周年記念「ゴールド・ウイング賞(GIII)」。S班の守澤太志やルーキー・町田太我らが勝ち上がった決勝戦は、準決勝で平原康多を破った野口裕史が決勝でも別線を完封してうれしい記念初優勝を飾った。

黒沢征治

黒沢征治

 3月玉野記念in広島で記念初優出を果たした黒沢征治は、今シリーズ2着と3連対。決勝進出とはならなかったが、4日間、先行勝負で地元記念を盛り上げた。

 「今回は決勝を目標にしてきたので、勝ち上がれなかったのは悔しいですね。でも、平原さんや上位陣の人と話ができて、いろいろ収穫はありました。野口さんや町田(太我)君の走りを見たのも勉強になった。今はただ前で引っ張ることはできますけど、(ラインの人と)一緒に勝ち上がっていきたいし、平原さんと決勝で連係したいです」

森田優弥

森田優弥

 黒沢と同期の森田優弥も、近況はF1戦3場所連続優勝を果たすなど調子を上げていたが、準決勝は野口を叩き切れず8着に。悔しい結果となった。

 「準決勝で不甲斐ない競争をしてしまったんですけど、夜に先輩方や同期に気持ちをもう一回入れてもらって、ありがたかったです。最近はまくりが得意になって、そっちばかりやっていたんですけど、野口さんと走って初心に帰ることができました。また先行選手に戻って頑張りたいですね。次はダービーなので日程が合えば合宿にいって、平原さんのところにもいって練習してきます」

和田真久留

和田真久留

 和田真久留は、二次予選と最終日の2走で白星をゲット。ダービーに向けて、修正点も見つかったようだった。

 「準決勝だけ悔いが残ることろがありました。脚を使っていたけど、(最終)ホームくらいから仕掛けていれば3着はあったと思うので、そこだけです。9車立てを走って9車のレースの流れを思い出せたので、その辺を煮詰めてダービーに備えたいと思います」

成清貴之

成清貴之

 1月小田原の予選から1着がない成清貴之は、今シリーズ2日目から新たなことに挑戦した。

 「1着がないのは弱い証拠なんですけど、今回は(3度、確定板入り)前の選手が頑張ってくれて着をまとめられました。僕は27年間フレームを変えたことがなかったけど、2日目から新しいフレームを使ってみました。(ダービーに向けて)試したいことはいっぱいあるんですけど、今回で使うフレームは決まったので、あとはそこに脚を合わせていかないと。時代の流れに取り残されている感じがあったので、今はいろんな選手のマネをしながら試行錯誤しています」

増田夕華

増田夕華

 最終日の6レースでは、デビュー2年未満のガールズ選手7名による“第3回ガールズフレッシュクイーン”が争われた。一発勝負を制したのは、主導権を握った尾方真生に後ろから鋭く追い込んだ増田夕華だった。

 「まさか勝てるとは思ってなかったのでうれしいです。自力選手が多いし、自分の力を使って前々に行こうと思っていたけど、尾方さんが(青板のバックで)上がってきたので自分では動かずに、待ってっていう形になりました。(尾方は)ダッシュが良いので踏み出しだけ集中して、ちぎれないようにしようと思っていました。展開が良くて直線でちゃんと出れたので良かったです。(3月)名古屋で初優勝できて心に余裕ができたので、考えて走るレースができているのかなと思います。今回は展開に恵まれた1着なので、自分の力で1着を取れるように力を付けていきたいです」

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