ピックアップ GⅢ 平 01/22
今シリーズS級S班は、脇本雄太、南修二、嘉永泰斗の3人だったが、初日特選で落車に見舞われた嘉永が2日目以降を欠場。二次予選では、南がまさかの6着で敗退。近畿だけではなく、中部を加えても、両地区で準決に進んだの脇本のみだった。ラインもできず、単騎を強いられた脇本の準決。最終ホームでは前の8人との車間を大きく空けて、“規格外の”9番手まくりで前団を一飲みした。完調にはほど遠いデキでも、終わってみればまくり4連発の完全V。出場した東京五輪から今年で5年がたとうとしているが、現役のナショナルチームの選手に勝る脚力でいまだ展開不問。別線は、ただただあきらめるしかなかった。
新田祐大
脇本雄太と同じく東京五輪に出場した新田祐大は、昨年10月の京王閣記念の決勝で落車して鎖骨を骨折。11月の競輪祭から復帰を果たして、地元記念の今シリーズが1着。まだまだ怪我を影響が尾を引いているようだ。
「昨日(3日目)が良くなかったので、今日は不安があったんですけど、また自信を取り戻せる走りができた。(鎖骨を骨折してから)その日によって全然、(状態が)違うんですよ。(肩に入っている)針金が動いてしまったりするので…。その辺りは、その日、その日で変わる。来月は静岡記念があってそのあとすぐに(全日本選抜の)G1がある。レース間隔の詰まっている2月の開催で、いい成績を残せるように仕上げていきたい」
山崎芳仁
平記念4度制覇の実績を誇る山崎芳仁は、今シリーズが初めての地元記念となった息子の歩夢との同配分。決勝での親子連係の期待も膨らんだが、それぞれが準決で敗退。その夢はお預けになった。
「(今回は息子と初めて一緒に迎えた地元記念であったが)息子はもう一人立ちしている。もう自分の競輪人生を歩み出しているんで。(親子連係を期待する声もあったが)なかなかないことですし、乗れたらまた時代に名前を残すことができたんでしょうけど。(歩夢には)それよりももっと強くなっていってもらいたい。福島にはタイトルホルダーがいっぱいいますし、真似をしていってもらって、G1で勝負できるように」
伊東翔貴
磯島成介
一次予選を磯島成介の番手で白星を挙げた伊東翔貴は、二次予選では新田祐大の前を務めて奮闘。最終日は山崎歩夢とのタッグで番手回り。カマした山崎に1車身半遅れてのワンツーでは新車を投入していて、こう振り返った。
「(最終日は)あれで(山崎を)抜ければ最高でしたけど。(山崎の仕掛けに)口が空いて、そのままで良かった。バックを踏みながら、車間を切ってしまった。新しい自転車にしてみたけど、あんまり良くない。脚と(3日目まで使った)フレームは良かった。練習でも仕上がっていたんで、脚は問題ないし、フレームも。そこじゃないってことがわかった。レース展開に応じてっていうところが課題ですね。初日は(磯島を)残せてないし、(内山雅貴に突っ張られた3日目は)引くだけじゃなくて、外併走するなりしていかないと。自分はホームランか三振かっていうタイプなんで、その辺りもしっかりと考えていかないと」
約4年のS級ライフのなかで「S級になってから(番手は)3回目です」と、最終日は菅野航基を目標に冷静に立ち回った磯島成介。シリーズ後半を連勝で締めた。
「(最終日は番手で)自分の感じはあんまりわからなかったけど、前か前中団だったら(菅野が)絶対に行きますってっていう感じだった。菅野も強かったんで、残るかなって思った。自分は勝ち切れたけど、(番手は)これから勉強ですね。(昨年12月の記念の)広島で中石湊の番手でちょっと仕事ができたんで、自分も少しは(番手が)できるかなっていうのがありました。気持ち的にも初めての番手は緊張したけど、今日(最終日)はあんまり緊張もなくできました」