ピックアップ GⅢ 立川 01/04
昨年末の平塚で行われたグランプリとは打って変わって、この時期の立川らしい、重たいバンクコンディションが選手たちを苦しめた。そんななか、地元の鈴木玄人は、「(準決で)眞杉(匠)があれだけ駆けてくれたのに、自分の技量不足で一緒に決勝に乗れなかった。(自分は)3日間なにをやっているんだろうって感じです」と、3日間の悔しさをぶつける先行策を決勝で披露した。シリーズを通して白星はなかったものの、連日S班との連係で感じたことは、今後のグレードレース戦線にも必ずつながってくるだろう。

高橋築
準決が4着で惜しくも地元記念優出を逃した高橋築。最終日はS班の眞杉匠をきっちりと差し切って、シリーズ2勝目を挙げた。
「(最終日は眞杉に)全部やってもらった感じだったんで、手放しでは喜べないですね。(今シリーズは)なんとなく良くないなって感じだった。でも結局、脚の問題というより、自分の判断の問題だったと思う。焦りとかそういう部分が出てしまいました。もうちょっといつも通り走ることができれば良かったと思う。でも、1着で締められたのは良かった」

伏見俊昭
伏見俊昭は、今シリーズを2着。過去には二度目となるグランプリ制覇や、600勝のメモリアルを達成した好相性のバンクで今シリーズも好走を見せた。しかし、7着に敗れた準決の走りをこう振り返った。
「(今シリーズは)3連対することができたのは良かったけど、展開のあやもあっての成績だと思う。準決は展開的にも課題が残った。山口(敦也)君のコースを自分が行かないといけなかった。(内のコースを取ることで)リスクはあるけど、そういうこともトライしていかないと決勝には上がれない。チャンスがくればモノにできるように、しっかり練習していくだけですね」

高橋舜
10月に特進した高橋舜は、4走すべてで先行策を披露した。ここまでS級に上がって5場所でまだ1着はないが、同じレースを走った選手からは連日、「強い」との声が飛んでいた。
「自分がしたいレースはできているけど、脚が足りないですね。(3日目は)突っ張ることはできたけど、最終バックでは脚がまったく残っていなかった。恩田(淳平)さんに行かれてしまったし、最後はそこを目がけて走っている感じだった。予想外の動きをされると焦ってしまいますね。組み立てがまだヘタクソなので、少しずつ覚えていかないと」

山下渡
昨年12月のF1を3場所連続で優出した山下渡。新年初場所となった今シリーズでも、連日、差し脚が光った。近況の好調ぶりを考えても、このまま波に乗っていきそうだ。
「(今シリーズは)ラインのおかげでいい着が取れた。練習の成果も出ているので、この調子を維持したいですね。街道練習を中心にしてから、重馬場が苦にならなくなりました。(2年前に)鎖骨を骨折して良くなかったけど、我慢してやってきた結果が出てきた。この状態でどこまでいけるのか試していきたい」