ピックアップ GⅢ 前橋 07/10
S班の脇本雄太、阿部拓真はそろって決勝戦に勝ち上がりを決めて、共にラインの番手回りを選択。脇本は近畿の後輩である田中大我に託し、阿部拓真は佐藤一伸と佐藤慎太郎という福島コンビの間に入る形となった。結果的には先行した田中の後位から脇本が番手まくりを放ってV。阿部拓真は簗田と絡む形もあり、落車という明暗を分ける結果となった。また、A級戦では若手の奮闘もあったが、ベテラン勢が活躍。A級決勝では地元の矢口啓一郎が優勝するなど、往年の選手が活躍したシリーズでもあった。
小嶋敬二
GI4勝を誇る小嶋敬二は初日、2日目と番手回りで着外が続くも、最終日は自力戦で本領を発揮。三澤優樹と西本健三郎といった127期の若手を相手に、会心のまくり一撃を見舞って通算860勝目を達成した。
「(初手で)中団を取れたのが大きかった。若い子2人がモガき合ってくれれば、早めのタイミングで行こうと。三澤がもっと長い距離を踏むと思ったけど、出切ってから緩んでいたので行きました。うまく走りました。(自分は)自力でいいと思うけど、若い選手がどんどん出てくるので受けて立っていかないといけない。今日(3日目)に関しては西本君がどういうレースをするかでしたね。三澤君はしっかり行っていた。ここは赤板からフルに行って先行、ジャンからはまくりみたいなもんだから」
尾野翔一
6月の小倉で特別昇級を逃した尾野翔一は初日に1着をつかむも、2日目は落車もあり再乗しての6着、3日目は2着と苦汁をなめた。
「怪我は無傷だったので、体は悪い感じはしなかった。いつもなら合わせて踏み上げる感じでいくけど、フカしてみようと思って。普段のペース先行は勝てるのが分かるので、先行の幅を広げたかった。今の脚だと2着だなって思った。(課題は)脚力強化とか踏み方とか。今シリーズは成績が悪かったけど、普段しない先行をしてみたり、2日目にはGIで活躍していた方とああいう動きになったり、経験は大きかった。(今後は)沖縄合宿があるので、しっかり練習をしながらいければ。定期昇級はしたくないので、特別昇級できるように練習を積んで、次の佐世保から仕切り直して頑張りたい」
天田裕輝
2015年2月奈良記念を制するなど実績のある天田裕輝。近年は成績が上がらず苦しむシーンが多かったが、今節は初日と最終日に2度の連対。地元開催というのもあいまって、得たものは多かったようだ。
「(3日目の競走は)前だったら一回は突っ張るという感じでした。そのあと誰も仕掛けてこなかったし、(佐々木の)スイッチが入ったんだと思う。強いのは知っているので、踏み直しをすると思っていた。あの展開なら抜きたかったけど、抜けなかったですね。(今節振り返って)番組にも恵まれて、地元の後輩が頑張ってくれた。お客さんも多くて大声援もあったし、まだまだ頑張らないとなって思いました。いい刺激になった開催でした」
邊見竜馬
5月松山で特別昇班を果たした邊見竜馬は連勝で優出。決勝戦は単騎となったが、関東ラインの結束力に力及ばず3着が精一杯。ラインの重要さを改めて感じたようだ。
「無理でした。もっとダッシュがあれば上手い具合にいけたと思うんですけど。南儀先輩が出切ったのか、出てないのか分からなかった。最後はまくりしかないと思いました。(関東ラインの)3番手の選手からもけん制を受けたし、4車ラインの凄さを感じました。もう一車北日本がいたら違ったのかも。初日、2日目は自分の走りができたと思うけど、疲労とか疲れは上手く取れていけたと思う」