ピックアップ GⅢ 奈良 09/10

丸山留依
S級S班古性優作の優勝で幕を閉じた平安賞in奈良。決勝戦は丸山留依が根田空史を従えて赤板前から全開でスパートをすると、根田は最終ホームから番手まくりを放った。道中で南関の後ろをキープした古性優作は一度は最終ホームから先に仕掛けるも、根田に合されるとすぐさま後位に入り直し、ゴール前できっちり捕らえた。リカバリー能力を含めたS班らしい隙のないレース運びを披露して通算16度目の優勝を成し遂げた。また、シリーズ全体では若手からベテランまで見せ場の多かった開催となった。

岩井芯

内藤宣彦
すでにGIIIを2勝するなど、若手のホープである岩井芯は1251着でシリーズ2勝を挙げた。若干21歳とは思えないほど、落ち着きのあるレース運びには最終日に連係した大ベテランの内藤宣彦も舌を巻いていた。しかし、本人は結果には満足せず、冷静に4日間を振り返った。
「(シリーズ振り返って)内容が充実したものではなかったですね。最終日もバックを取れたか取れてないかだったし、理想はバックを取って結果を出すことなので。(上位陣と戦って)皆脚があるし、マーク屋も経験が豊富で上手いし、脚力も今後強化していかないといけないなって思いました」
今節の最年長であった内藤宣彦は1362着と3度の確定板入りを果たして今シリーズを終えた。豊富な戦歴から裏打ちされたコース取りや判断力は見事で、数々の最年長記録を塗り替えるべく、今後も奮闘を誓った。
「(最終日は)岩井君に付くのは初めてだったので、不安でした。21歳にしては中団を取ってから落ち着いていましたね。(シリーズ振り返って)最近はFIの予選で大きい着を取っていたけど、今回は着もまとまったし、もう少し頑張れるなって思いました」

町田太我
町田太我は今節2492着と、結果だけ見れば未勝利に終わった。しかし、初日と最終日はしっかり主導権を取って番手の選手の勝利に貢献し、準決勝は結果的に失敗したが、犬伏湧也の番手を回るなど、大きな収穫はあったようだ。
「(4日間振り返って)ポイントは3日目ですね。(犬伏と)格の違いがはっきりと分かった。まずは追い付いて、追い越せるように。期待されているオッズだったし、自分の間合いの取り方とかタイミングとか脚力とか全部が足りなかった。これからいかにやっていくかだと思う。そういう意味では収穫のあった開催でした」
初のGIII決勝戦に勝ち上がった丸山留依は決勝戦で赤板前から先行策。結果は7着となったが、若干20歳の新鋭にとっては数多くの刺激を貰えた開催となったようだ。
「決勝戦では自分のやるべき事をしっかりやろうと思っていた。根田さんは強い自力選手なので、根田さんに自力でやれば良かったなって思われないように頑張りました。(4日間を振り返って)上位陣と戦って力は足りないなって思いました。決勝だけじゃなくて2次予選も準決勝も。もっと強くなっていかないといけないし、決勝で南関東の先頭で走れるレースを増やしていかないといけない」