• 大宮競輪 東日本発祥71周年 倉茂記念杯(GⅢ)1/16〜1/19

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 大宮 01/16

岩本俊介

岩本俊介

 立川記念で落車を喫したS級S班の郡司浩平が欠場を余儀なくされ、同地区の岩本俊介が追加配分。「タイプは違うけど、グンちゃん(郡司)の代わりにやれることは全部やった」と、岩本は優勝した平原康多以上のインパクトを先行で残した。前回の平での完全Vから、勢いそのままに無傷の3連勝で決勝に進出と年男が乗れている。

 「去年のサマーナイト(最終日)。その時も(岡村)潤さんが一緒だったけど、逃げて手応えがあった。逃げられるようになったのは、そこからですね。コツコツやってきて、少しずつ変化していった。(決勝は)2人の力を合わせれば平原さんを倒せると思ったんですけど。潤さんに獲らせたかった。そこだけは悔いが残る…」

植原琢也

植原琢也

 同期、黒沢征治との二枚看板で地元記念のリードオフマンを務めた植原琢也だったが、2着で二次予選で敗退した。

 「最終日に自分の負けパターンになってしまって、悔しいシリーズになりました。ただ、このパターンを克服することを1年間の課題にしようとも思えたし、気持ち的には吹っ切れた感じがあります。年末には笑って終えられるようにして、今回裏切ってしまったファンの信頼を取り戻したい。そのためにはどんなパターンにはまっても勝ち切れる脚をつけたいですね」

藤原俊太郎

藤原俊太郎

 まだ昨年10月末の指定練習中の落車が尾を引いて藤原俊太郎だが、S級初場所で4日間を走りぬいた。

 「落車の影響もあるし、修正に出して戻ってきたフレームが重たいのもある。帰ったら新車が来てると思うんで、それを試してみたい。(S級は)細々したところを意識していかないと、それが大きなロスになってしまう。脚もつけないといけないし、それ以外でも(いろいろな戦い方を)やっていかないとダメですね」

眞杉匠

眞杉匠

 昨年11月に3場所連続の完全VでS級に特進した眞杉匠は、ブロックセブンでタッグを組んだ竹内智彦と3番手以下を大きくちぎってワンツー。S級では9着が目立っていたが、昨年の関東地区プロの1キロメートルTTで優勝しているようにポテンシャルは高い。ようやくその力の一端を見せた。

 「A級(1、2班戦)に上がった時も決勝で4連続9着とかをやっている。そこからまとまってきた。だから(S級でも)慣れてくれば。まずは(S級で)1着が取れるように」

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