• 平塚競輪場開設69周年記念湘南ダービー5/11〜5/14

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 平塚 05/11

 南関勢は5車で結束。S級S班の村上博幸と清水裕友も勝ち上がった決勝を制したのは、シリーズ初日に41歳の誕生日を迎えた松岡健介だった。約7年3カ月ぶりのG3制覇。若手機動型の成長が著しい近畿勢の一員として、自力で結果を出したことに大きな意味があった。

桐山敬太郎

桐山敬太郎

 地元からは20代の郡司浩平、和田真久留、松井宏佑がファイナルへ。しかし、今月3日で37歳になった桐山敬太郎の名前はなかった。前々に攻める自在戦が売りの桐山だが、今シリーズは全て、人の後ろ。準決勝では慣れないライン3番手のレースに、前と連係を外してしまった。

 「(今シリーズは)良い番組にはなったけど、リズムがつかめなかったです。普通なら自力でスパンと勝って、調子を上げて行くタイプなので。全部、番手戦って分かっていたら調整方法も違ってきたんでしょうけど、ダービーがあって、ここもあったので難しかったですね。3番手のレースは良い勉強になったし、(中村)浩士さんにいろいろと教えてもらいました。次は(6月の)宮杯に向けて。宮杯は番組が特殊だから、南関同士でも別線があると思う。自力が使えると思うので、そこに向けて頑張ります」

小川真太郎

小川真太郎

 湘南バンクと相性抜群の小川真太郎は、1着。惜しくも準決勝で敗れたが、シリーズ2勝をマークした。

 「直近で、調子は上がってきていると思います。準決勝は落ち着いてなかったから負けたけど、最終日は落ち着いていました。準決勝でも落ち着いていたら、結果が違ったかも。(昨年8月に鎖骨を骨折して)まだ、ハンドルを真っ直ぐ持ててない感じもするので、この後、鎖骨に入っているプレートを抜きに行く。抜いたら、もっと良くなると思います」

簗田一輝

簗田一輝

 ダービーの最終日に落車に見舞われた簗田一輝だが、今回は記念で初めての特選スタート。南関4車の先頭で、ラインを上位独占に導いた。

 「初めての特選で地元に任されて、すごい緊張しました。でも、いつもと違う雰囲気で楽しかった。毎回特選を走って、力勝負ができるようになりたいです。(ダービーの落車で)ハンドル、ステム、サドルを交換していて、セッティングが少し変わっていたので、調整しながらって感じだったんですけど、ちょっとずつは良くなっていると思います」

吉田茂生

吉田茂生

 最終日に一発勝負で行われたS級ブロックセブンでは、波に乗っている吉田茂生がV。前回の川崎で、記念初優出を果たした勢いそのままに、鋭いまくりで後続を突き放した。

 「モコモコする感じのまくりになったので、ちょっとヒヤッとしたんですけど、構えずに行けたので良かったです。川崎記念のあとに、シューズとかセッティングを変えてたので、もうちょっと詰めていきたいですね。川崎で決勝に上がれたので、ここからは記念の準決勝でも、毎回メンバー的に遜色ないくらいにはしていきたいです」

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