• 静岡競輪場開設66周年記念2/23〜2/26

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 静岡 02/23

 高い修正力を見せた古性優が昨年に続いて静岡記念を制覇。また内側追い抜きなどの失格こそあったが、4日間、全48レースで一度も落車がない珍しい開催でもあった。

浅井康太

浅井康太

 浅井康にとっては全日本選抜での過失走行で落車、失格明けのシリーズ。肋軟骨骨折をおしての出場だったが、「覚悟してやってる。プレッシャーをパワーに変えるのが一流だし、これが強くなる材料になれば」。万全とはいえない状態のなかでもしっかりと4日間戦い抜いた。まずは5月のダービーを目標に状態を戻していくことになりそう。予想以上に温かかったファンの声援も浅井の力になったはずだ。

松井宏佑

松井宏佑

 注目された松井宏の成績は3着。3日目から連勝と力の片りんは見せたが、課題も見えた記念初参戦だった。

 「考える前に自然に体が動くようにならないとダメですね。(脚は)問題ないけど、内容が良くない。S級の流れとか雰囲気を敏感に感じ取れるようじゃないと。今のフレームは10年以上前のヤツ。今の時代の硬くて軽いフレームにしないと。郡司(浩平)さんのフレームがあるんで、ルーキーチャンピオンはそっちを使うかもしれません」

渡邉豪大

渡邉豪大

 準決勝まで勝ち上がった渡邉豪にとっても感じるものが多いシリーズだった。

 「今までにない経験をさせてもらった。でも準決勝や特別優秀クラスだと自分に自信が持てない。根本的な自力の能力をもっと上げていかないと」

 昨年後半は落車続きだった飯野祐はシリーズ初日に4カ月ぶりの1着。小野俊は頸椎骨折から復帰して初の確定板にあがった。飯野は「カズミチ(菅田)のアドバイスでセッティングを変えたら自転車がめちゃくちゃ流れる」。小野は「少しでもファンに貢献できた。マジでうれしいっす」と笑顔を見せた。

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