• 岐阜競輪場開設71周年記念長良川鵜飼カップ9/10〜9/13

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 岐阜 09/10

 岐阜競輪場で開催された開設71周年記念「長良川鵜飼カップ」は、郡司浩平の今年3度目の記念優勝で幕を降ろした。

竹内雄作

竹内雄作

 地元の竹内雄作は予選で2連対を果たすも、準決勝で敗退。無傷で優出した前回の大垣F1に続き、好調をキープしていただけに、悔しい結果となった。

 「準決勝の日は、感じが良かった初日よりも良い体調でした。位置も取れたし、その分、力んでしまいましたね。(打鐘の)4コーナーで仕掛けられたら良かったんですけど、パワーを上手く自転車に伝えられなくて、後輪が飛んでしまいました。体の感じが良い時こそ、それを素直に自転車に伝えられるようにしないと。最終日は雨が降りそうな天気だったせいか、あまり良い感触ではなくて、一日おきに体調が変わっていく感じでした。次の日のレースの時間に合わせて、寝る時間やご飯の時間を調節しているんですけど、それが結構、難しくて…。そこも上手く調節していかないとダメですね」

山田諒

山田諒

 2度目の地元記念となった山田諒も準決勝で敗れたが、4日間、主導権を握って見せ場を作った。

 「(前々回の)富山記念の最終日に逃げ切ってからは徹底先行でやってきて、今回も全部、先行したので形にはなりました。でも、最後はバテバテでしたね。(最終日は番手に別線がはまって4着だったが)初日の感じなら、押し切れていたと思う。あとは仕掛けどころとか、細かい部分を詰めていかないと。目標だった準決勝には行けて、松浦(悠士)さんと戦えた。全然、かなわないなと思いましたし、このスタイルでやっていくなら脚が生命線なので、練習をして付けていくしかないなと感じました」

不破将登

不破将登

 不破将登は、シリーズ後半に2勝をマーク。特に最終日は渡邉一成や上田尭弥ら破って、客席から大きな拍手が送られた。

 「(最終日は)連日、前々に攻めるレースをしていたから展開も向いたんですかね。3日目もペースを上げて長い距離を行ったあとでも、余裕を持って走ることができました。2、3年前もここの地元記念から調子が上がっていったので、今回の1着も次につながりそうです。最近の中で一番良かったので、この感覚を大切にしていきたい」

小原丈一郎

小原丈一郎

 特班組の小原丈一郎は、S級ではやや苦戦中。今回も勉強づくしのシリーズとなった。

 「予選で野原(雅也)さんや、浅井(康太)さんの上位陣と戦って、スピードの違いだったり、浅井さんのけん制の上手さを体験できました。戦法的にも、簡単には引かずに位置を取ったり、まくったり、いろいろできたのかなと思います。7車立てはタテ脚勝負で厳しいですけど、来月の松戸(G3)は9車立てなので、ラインの人たちに助けてもらいながら、前々に積極的に走って行きたいです」

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