• 松山競輪 開設70周年記念金亀杯争覇戦3/12〜3/15

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 松山 03/12

渡部哲男

渡部哲男

 昨年は決勝で渡部哲男、橋本強がワンツーを決めるなど、大いに盛り上がった地元勢だったが、今年は準決勝で全滅。最終日にブロックセブンの佐々木豪と渡部が勝ち星を挙げて面目を保ったが、トータルでシリーズ3勝と結果を残せなかった。地元のエース、渡部哲男は「ひと言でいうなら、色んなことがかみ合わなかった。負け戦で1着取れたけど、気持ちの面とかみ合わなかった」と準決勝で敗れたシリーズを言葉少なに振り返った。

 直前の静岡で優勝するなどムード良く地元記念を迎えたはずの松本貴治は準決勝で平原康多との力の差を痛感させられた。

 「準決勝みたいに戦う相手が平原さんとかになったときに、しっかり戦えるようにならないと。少しずつ色んなことが分かってきたので、前よりしっかりレースできるようになってきた。ただ今回はなんかあまり良くなかったです」

 昨年は地元勢で唯一、初日に敗れた吉武信太朗。今年は一次予選を1着で突破したが、そこからが続かなかった。

 「初日だけやったですね。初日が終わったときは今節やれるぞと思ったけど、ちょっと初日に持っていき過ぎたかな。来年は準決勝に上がれるように」

矢口啓一郎

矢口啓一郎

 矢口啓一郎は今シリーズ気配が良かった選手のひとり。連日、矢口らしい切れのある走りを見せていた。

 「今回は僕もちょっと(自転車が)進んでると思った。久々に脚がね。最近、G1に出てないけど、そういうの(スピード)を体感できた。佐世保記念の落車もあって、練習してても感覚が戻ってなかった。前回、静岡記念の前ぐらいに感覚が戻ってきて、ここまでの2週間でも徐々に脚が上がってきた。ここから、また新たに頑張れれば」

柴崎淳

柴崎淳

 柴崎淳も着実に復調の歩みを続けている。準決勝で敗れはしたが、シリーズ3連対。二次予選では松浦悠のカマシを直線で鋭くとらえた。

 「(直近の競走得点が)108点の選手じゃないでしょ。奈良記念で思った以上に動けてたし、反応もできてた。ここから上がってくるんじゃ?っていうのがあった。今回はどこまでやれるか楽しみにしてた。でも118点に戻すには、もう2段階上げないと。今はそこに近づけるためにやってる」

月森亮輔

月森亮輔

 月森亮輔は「根田(空史)さんのフレームを参考に身長に合わせてサイズを大きくした」と話す新車に好感触。昨年後半はスランプにおちいったが、体重も増えて踏める手応えは戻っているだけに、そろそろ立ち直ってきそうだ。

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