好スタートを切った米嶋恵
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米嶋恵介
23日からのモーニング7はチャレンジ戦。言うまでもなく若手機動型がV戦線をリードする。ただ、本格デビューしたばかり新人の力はまだ読みにくいので意外と難解な一戦だ。その中で本命に最も相応しいのは米嶋恵介だろう。ルーキーシリーズでは2度の落車の憂き目にあったが、それ以外の4走は1勝、2着2回、3着1回のオール確定板入りと力を示すと、本格デビュー戦の7月松阪MNは完全V。競輪ファン上がりでレースセンスには定評があったが、3日間逃げ切りで同期対決も制しているのだから脚も違う。ここも完全優勝して最短での特班に王手を懸けるか。
山崎航、久保光司は力量未知数で、同期の中では梶原大地が一番のライバルとなりそう。持ち前のダッシュを生かして徹底先行で戦っていく強い気持ちを持っており、養成所での成績も米嶋とはほぼ互角だった選手だ。
ただ、このシリーズは119期勢に強敵が立ちふさがる。佐々木和紀、橋本祐司で、前期はともに決勝の常連だった強豪。佐々木は失格点が響いてチャレンジ残留となったが、V歴もあるように評価は強い新人と変わらない。橋本はチャレンジとなると機動力が輝きを増す選手で、今期初戦の7月弥彦MNも1着。決勝も島田茂に乗っての番手まくりで吉田有と真っ向勝負を演じた。