駒数そろった関東勢

小林申太
傑出者不在の大混戦。中では小林申太、須賀和彦の茨城勢を軸に、山崎寛巳、宮下貴之、長井妙樹らの関東勢が一番分厚い戦力を誇る。小林はS級でもコンスタントに連対があった機動型で、降級後は目立つヒットこそないものの2月立川の準決では仲野結の逃げをまくって須賀とワンツーを決めるなど随所でらしさは見せている。須賀を筆頭に援軍はそろいそうだし、好機に仕掛けてのVに期待したい。もちろん、最近の成績では小林より上の須賀の差し切りからも狙える。
北勢は地元の鈴木涼介が奮起。相変わらずムラな面はあるし、今回は援軍も手薄と条件的にも厳しいが、9月大宮、11月当所と昨年2Vの底力を発揮したい。最終3コーナー6番手まくりできれいに前団を飲み込んだ大宮の決勝は鮮やかだった。ここも狙いすましての一撃に賭けるか。
南関勢では佐藤清之が2月大垣をV、1月奈良MN、2月京王閣は準Vと差し脚好調。先行意欲高い大関祐也、昨年10月の落車から苦戦が続く遠藤勝弥が調子を上げてくれば勝負になりそう。