新鋭の南部翔に期待も混戦

南部翔大
新鋭の南部翔大の勢いを重視し本命視する。本格デビュー後はチャレンジ戦をたった2カ月で卒業すると、昇班後の10月富山で完全Vで飾るなど1・2班戦でも常にVを争っている。ここは近畿の援軍が手薄な不利はあるが、単騎でも勝負所を逃さず一気攻撃に決めて力を出し切ればVには最短とみる。
土屋壮登、長井優斗の埼京勢を重視する手も。土屋は前期S級では番手戦や自在に動いて連絡みもあった。A級と言えどもさすがに以前のような自力は期待できないが、埼京勢にとっては積極的な走りが目立つ小原唯志の存在が頼もしい。小原が得意のダッシュ戦で先手を取り切り、埼京コンビもしっかり続けばラインで上位独占も。
金澤竜二と高橋陽介の北勢も黙ってはいない。金澤は11月西武園で完全優勝を手にしている。決勝は番手回りだったが、1月京王閣MNの初日特選は単騎まくりで勝つなど機動力は申し分ない。08年後期からS級の座を守ってきた高橋にもチャンスの一戦だが、降級後は落車もあったり苦戦しているので不安要素はある。
結束力の固さなら佐藤竜太、舘泰守、富永益生の愛知トリオだ。以前は徹底先行の競走スタイルだった佐藤だが、最近はまくりも良く決まっていて安定した成績を残している。援軍もしっかりしているので、主導権を握る競走ができればラインで上位独占も狙えそう。
前期3Vで今期初戦の1月奈良も着とまとめた飯田憲司も一発が怖い。