松本貴がレースを支配

松本貴治
昨年の賞金ランキングで12位だった松本貴治が今シリーズの主役となるだろう。威力を増した先行とまくりに加えて、ヨコの動きも苦にしない。増えてきた番手戦での立ち回りも魅力的だ。昨年は次点で逃したグランプリ出場を目指し、S級S班にも劣らない戦いを続ける。ここも状況に応じた戦法で、優勝を目指す。四国連係で木村隆弘が勝ち上がってラインを固めるのなら、さらに心強い。1月大宮記念の二次予選ではライン3番手からの強襲で番手の松浦悠士を交わしているだけに、調子は良さそう。松本が早めの仕掛けなら渾身の差しまで視野に入る。
関東からは森田優弥が参戦。今開催ライバルとなる松本同様に、タテ、ヨコなんでもこなす万能型。最近は先行もまくりもキレが出てきた印象だけに、V争いは激化しそう。同県の一戸康宏と連係が叶えば、一戸の援護を背に、快スパートを見せる。
好スパートが特徴の村田祐樹も警戒したい。まだ復調途上だが、全日本選抜でのスピード自体は悪くなかった。人気薄でも、軽視は禁物。一気に風を切って中部を牽引する。地元の川口公太朗は大ヒットこそないものの、手堅く着はまとめている。いざとなればタテ脚も出せる鋭い差し脚を生かし、地元の意地を見せたい。
岡崎智哉は、全日本選抜の最終日のまくりが光った。粘り強いタテ脚も魅力だし、器用な立ち回りもできる強みがある。石塚慶一郎は2月静岡記念での決勝進出で、名前が一気に全国区となった。タテ脚で勝負している兄・輪太郎とは異なり、自在に動けるのが強み。得点以上に評価が必要だ。実績上位の岡崎に任されるかもしれないだけに、奮起が期待される。上位陣相手に波乱を呼ぶ存在となるか。
渡邉一成と新山将史の北日本勢は、劣勢とはみられるものの、いまだにダッシュ鋭く、若手の自力型にも経験値を生かした組み立てで対抗している渡邉の一発には大きな魅力がある。









