得意バンクで嘉永泰斗が躍動

嘉永泰斗
嘉永泰斗が率いる九州勢が中心とみる。2月の地元、熊本の全日本選抜では3日目に失格を喫してシリーズを終えた。それだけに期する思いのあった日本選手権だが、特選を4着で二次予選まわりを強いられると、そこでも4着。惜敗続きで勝ち上がりを逃した。だだ、最終日は嘉永らしい柔軟な立ち回りから、最後はまくりを繰り出して白星。3月のウィナーズカップの落車から武雄記念、日本選手権と2場所を走りまだ完調にはないが、そのなかで徐々に本来の動きを取り戻しつつある。函館は、3年前の記念を当時のバンクレコードを塗りかえて制覇した相性のいいバンク。新S班としてまだ優勝のない嘉永が、ここで浮上の足がかりにしよう。園田匠は日本選手権を2632着とまとめた。二次予選では嘉永との連結を外したが、そのほかの3走では堅実な差し脚を見せて確定板入り。9車立てなら安定感はある。また、後藤大輝、東矢圭吾の機動タイプが勝ち上がってくれば、嘉永が番手を務めて有利に運べる。

新山響平
S班の阿部拓真に新山響平、阿部力也、成田和也、さらに山崎歩夢とそろった北日本勢は、地元地区の牙城を守りたい。特選での9着が響いて二次予選3着で準決進出がならなかった新山。二次予選は、最後に内を空けたことが悔やまれる内容のある突っ張り先行だった。他地区の若手の挑戦を受けながらもケレン味のない新山の走りが、記念を2度優勝している相性抜群の函館でも見られそうだ。日本選手権での落車の影響で状態が心配も阿部拓が、同期連係で新山と息を合わせる。成長著しい山崎次第では、北日本勢に厚みのあるラインができそうで、他地区には脅威になる。

松浦悠士
怪我の影響が残るなかで日本選手権で優出を果たした松浦悠士は、犬伏湧也との連係から活路を見出そう。状態は悪くなかった日本選手権では、かみ合うことなく不本意な結果に終わった犬伏だが、キッカケさえつかめば他地区をねじ伏せるパワーを持ち合わせている。
地区の戦力としては豊富とは言えない中部勢だが、山口拳矢のスピードは魅力十分。日本選手権でも特選をクリアして、ゴールデンレーサー賞に進出。最終日も俊敏な動きから勝ち星を挙げていて、ここでもキレのあるまくりがさく裂すればV奪取が可能。ベテラン志智俊夫が食い下がれば、中部勢での台頭も見えてくる。
日本選手権を沸かせた佐々木悠葵に、鈴木竜士、菊池岳仁、武藤龍生、金子幸央、長島大介と粒ぞろいの関東勢も侮れない。日本選手権の動きが再現できれば、佐々木であっさりのシーンも。
脇本雄太、古性優作の欠場が痛い近畿勢は、山田久徳と三谷将太で盛り立てる。日本選手権で落車した郡司浩平の出走が危ぶまれる南関勢も厳しい戦いを強いられそう。ただ、和田真久留は、スムーズに流れに乗れれば上位争いも十分だ。













