在所1位の沢田桂に中村嶺らが挑む

沢田桂太郎
今年もアドバンスルールで実施されるルーキーシリーズ。本命には在所ナンバーワンで卒業記念チャンピオンでもある沢田桂太郎にまずは期待したい。自転車競技の中距離でナショナルチームに在籍した実績があるトップアスリート。能力評価で3回連続ゴールデンキャップ獲得、競走訓練では断トツの勝ち星を挙げ、そのうち自力で挙げた勝ち星もトップと非の打ち所がない。15日からの宇都宮がデビュー戦となるのでその走りを見てみたいが、冷静にレースを組み立て、勝負所を逃さず好スパートを決めて期待に応えてくれよう。
初戦の5月松山で3連勝。結果だけでなくレース内容で評価を大きく上げたのが、卒業記念で沢田に次ぐ準優勝だった中村嶺央だ。強烈ダッシュを生かした立ち回りで早くも競輪選手としてのセンスの高さを示しただけでなく、卒業後の250走路での練習で機動力が大幅にアップした。総合力の高さから本命視しても良さそう。
伊藤京介もアマ時代に抜群の実績を残し、養成所でも3回連続ゴールデンキャップ獲得に、自力勝ち星、先行回数でともに2位で在所5位と前評判の高さでは一番の選手だ。デビュー戦の松山は決勝には乗るも未勝利に終わったものの、レースに慣れてくればもっと力を出せる。
注目はこの3人だけはない。高橋奏多、兒島直樹、松田祥位はナショナルチームに所属している選手だ。中でも兒島はワールドカップ第3戦のオムニアム種目で金メダル獲得の快挙を達成し、凱旋レースになる。
素質の高さなら吉川敬介、長川達哉も今回生上位に数えられる。この2人も伊藤とともにHPD教場に選抜されたエリート候補で、養成所では自力で勝ち星を量産した。
さらに渡邊諒馬は在所3位の好素材。松山でも決勝に乗っただけにⅤ候補の一人にも挙げられる。
ガールズは養成所でしのぎを削り、卒業記念決勝でも1、2着だった川上いちごと山田南の千葉ライバル対決が注目される。川上は記録会では400m、500mで養成所記録を更新し、2回のゴールデンキャップ獲得。在所成績は2位も卒業記念でトップに立った。先行での勝ち星では今回生一番で、踏み出してからの加速は目を見張るものがる。デビュー戦の5月松山は決勝こそザイショナンバーワンの小原乃亜との踏み合いで出切れず敗退も、予選の2走は後続を引き離す強い内容で連勝していて、今回はシリーズリーダーとしての自覚を持って3日間走り抜く。
山田は卒業記念決勝で川上にねじ伏せられた借りをここで返したい。今ではナショナルチームに所属していて世界の舞台も経験し、一段とスケールアップした走りが期待できそう。
松山で川上らを破って優勝した露谷菜々花、在所成績で川上、山田に次ぐ4位だった地元ホームの栗山百花はともに勝ち上がりで積極的に動いて勝負していた。2強をどこまで脅かすか。




