どの地区にもチャンス!激戦は必至

木村隆弘

三宅達也
傑出した選手が不在でどの地区にもチャンスがありそうだが、戦力が整っている四国勢と地元の中国勢が総力を結集して、シリーズをリードしよう。木村隆弘は名古屋GⅢでの優出を皮切りに、広島、青森ミッドナイトGⅢと3場所連続での決勝進出。広島では黒瀬浩太郎のまくりを差し切って、デビュー20年目にしてS級初優勝を遂げた。続く青森では北津留翼の積極策を利して、準Vと差し脚が冴えている。ここは同県の久田裕也がいて、その久田も復調気配。松阪で久々のV奪取した久田は、続く函館記念でも2連対と軽快な動きを見せていた。阿竹智史、川口雄太もいて、層の厚い徳島勢のライン形成には注目したい。地元の三宅達也は近況、勝ち味に遅い感もあるが、立ち回りは安定している。月森亮輔や四国勢との連係を重視しながら、地元でのV獲りを模索しよう。

岩谷拓磨
九州勢をけん引するのは、岩谷拓磨だ。オール連対で勝ち上がった5月の松阪では、GⅢ初制覇の期待も膨らんだが決勝3着に終わった。ラインでの連結を外してのものだけに、岩谷自身も納得のいく内容ではなかっただろう。ただ、不慣れな3番手回りということもあり、自力でこそ持ち味のダッシュ力が生きるのは明らかだ。ガードが堅く、差し脚も堅実な中村圭志らと息を合わせて、別線一蹴に集中する。

大森慶一
大森慶一は、落車の怪我から復帰した4月の前橋で2勝をマークすると、松阪GⅢ、函館で連続優出と上々の戦績を残している。板垣昴、高橋晋也の同地区の機動タイプが頼みの綱だが、佐々木雄一とともにシャープな差し脚には警戒したい。
纐纈洸翔、坂口晃輔、西村光太らの中部勢は、混戦になれば台頭のシーンがあって不思議はない。宇都宮記念を途中欠場と状態面が心配な纐纈だが、立ち回りはうまい。4月の名古屋GⅢでは、4日間オール2着の準V。地元での優勝はかなわなかったものの、GⅢ制覇にあと一歩だった。坂口、西村の三重勢も、纐纈が前々に攻めれば、出番が巡ってくるだろう。
高久保雄介、松村友和、中井俊亮らの近畿勢は、地区に強力な先行タイプが不在。シリーズの流れをつかんで、ラインでの勝ち上がりが1つの命題にもなってくる。タテ脚は健在の高久保が好機に仕掛ければ、ラインでの浮上も十分とみた。
強力と言い難い南関勢は、海老根恵太、野口裕史、岡村潤、福田知也と実績のあるメンバーが名前を連ねている。近況の戦績からも完調のデキにはない野口だが、マイペースで駆けられると強じんな粘りを発揮する。野口次第ではラインでの独占も可能で、軽視はできない。
安彦統賀、橋本瑠偉、川上隆義の若い力に久木原洋がいる関東勢も侮れない。ラインがうまく機能すると、まだS級優勝経験のない安彦のGⅢ初優勝が見られるかもしれない。













