小笠原匠がシリーズをリード

小笠原匠海
129期の新鋭中心のⅤ争いとみるのが順当で、本命は在所6位の小笠原匠海だ。フランスでプロを目指していたロード競技上がりの小笠原は、養成所在所中に早期卒業候補者に選定され、HPD教場で脚力を磨いた。ルーキーシリーズも2戦目の宇都宮は11着と本領を発揮し、チャレンジも7月京王閣MNから順調なスタートを切った。長い距離を踏み切れるのが強みで、出切ってしまえば誰も止められないし、まくりでもスピードの違いを示すだろう。降格初戦の7月岸和田MNを2着。さすがの貫禄で新人の渡邉拓と連日ワンツーを決めた同郷の山本恵太郎がここも小笠原に食い下がる。また、関東では邊見祐太も有力なⅤ候補に挙げられる選手だ。前期は常にⅤ争いを演じていた機動型で、今期も7月別府MNで新人とやり合った末に1着、続く熊本でも新人をまくって勝っている。戦法的に東京勢とは別線となりそうだが、絶対に目が離せない。
対するのは同期の福田悠航で、養成所ではゴールデンキャップを獲得した精鋭だ。ルーキーシリーズでは在所1位の沢田桂を破るヒットがあった。先行力は未知数ながら組み立ても工夫して対抗していく。また、北勢では中込健太もⅤ候補。25年後期のチャレンジでは持ち前の機動力を発揮して健闘していた。器用なタイプではないものの、福田との連係が叶えばチャンスだろう。
新人をまとめて破るなら遠征の戸田康平だろう。S級で長らく活躍した実績もある選手だが、一度スランプに陥ると立ち直れずに今期はまさかのチャレンジ落ちとなってしまった。だが、初戦の7月佐世保は1着。勝ち上がりでは地元の新人の白濱蓮を2タテしてまだまだやれるところを見せた。ここもトレードマークである先行基本の積極策で新人と好勝負して巻き返しのきっかけにしたい。



