検車場レポート
|
| 新田 康仁 静岡 74期 |
北日本4車の先頭の荻原尚人と高橋築が打鐘前から踏み合う展開に。最終ホームで庄子信弘が自力に転じて仕掛けるも後位の紺野を捌いた新田康仁が直線で抜け出して白星を挙げた。
「庄子君がホームの所で仕掛けると思ったので、菊地君をどかしてスイッチした。たまたまうまくいきましたね。庄子君の後ろを取ってからは抜く事だけに専念して、脚を溜めた。想定外の中でも冷静に臨機応変に対応できたかなと。体のダメージはほぼない。2日目は勝負所の前で落車して、車券を無駄にしてしまったのが心残りで、残り2日は車券に貢献しようと思っていた。明日も1着取って車券に貢献したい」
庄子は最終ホームから自力に転じるもゴール前で僅かに失速して2着。
「イヤーキツかった。初手も後ろからの予定だったが、中団で。先輩に任せてもらっていて、重要な位置を回らせてもらっていたので、後輩の気持ちを汲んで、ホームから仕掛けた。後ろがどうなったのか余裕がなくて、わからなかった。残れなかったのは力不足。初日、2日目と情けないレースだったので気持ちを入れて走ったんですけどね」
宿口は切り替えて立て直すと自ら踏み上げて3着に入った。
「北4車を好きにさせないようにと話していた。でも2周からやり合っていたので、菊地さんを捌いたら入れられると思った所で庄子さんが仕掛けて。不足の事態でしたね。考えていなかった展開でした。でも高橋君が気持ちの入ったレースをしてくれて嬉しかった。最終日は自分で動いてどれぐらい自転車が出るか、試したいですね」