検車場レポート
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| 武田 豊樹 茨城 88期 |
後攻めの三谷竜生が8番手から抑えて先行態勢に入る。3番手を平原康多がキープして、6番手が新田祐大、深谷知広は8番手に置かれた。三谷の番手を回った村上義弘が車間を大きく空けてけん制するも、平原が2コーナーから力強くまくり切り2センターでは先頭に立つ。3番手以降はややもつれ、番手を回った武田豊樹がゴール前でしっかりと差し切った。
「平原君が強かったですね。もう少し道中で余裕があればいいんでしょうけど、このメンバーですからね」
また、この一戦で生涯獲得賞金10億円の大台を突破した。
「僕はスピードスケートから適性で入校して、プロスポーツの世界に憧れていた。獲得賞金はプロスポーツ選手と大切な目安であり、一つの目標を達成できたのかなと思う」
武田を勝利に導いたのは、間違いなく平原だろう。自身もしっかりと2着を確保。
「単調な流れに見えたかもしれないけど、1コーナーで村上さんのけん制があり、罠にはまりそうになった（苦笑）。三谷君は誘導を使って駆けたのでカカリは良かったし、まくり切るまでは苦しかった。バンクコンディションも重かったしね。でも、取り組んでいることの成果が出ているし、正しい方向へ向かっている手応えはある」