検車場レポート
菊地 圭尚 北海道 89期 |
打鐘の3コーナーで主導権を握った橋本智昭に染谷幸喜が襲い掛かり、最終ホームでは両者の壮絶な叩き合い。まくり展開になった八谷誠賢が好スピードで前団に迫るが、叩き切った染谷の番手から鈴木裕も自力に転じる。最後は4コーナーから外を踏んだ菊地圭尚が突き抜けて1着。10月以来の勝ち星に笑みがこぼれる。
「やっと出ましたよ(笑)。1着が欲しいと思えば遠ざかっていくし…。1着が取れるようになってくれば、体の方も気持ちも乗ってくる。前の場所(大垣)で感触もつかめたし、(初日も)踏み込んだ感じも良かった」
八谷に乗った松尾信太郎が、追い込んで2着。
「八谷さんのおかげ。本当は後輩の僕が前で頑張らないといけないのに、いつも頑張ってくれる。(八谷が)まくり切ってから(鈴木)裕がずっと内にいたんで、当たられない位置にいたら脚を削られた。あれがなければゴール勝負ができてたと思う」