検車場レポート
成田 和也 福島 88期 |
大舞台を幾度となく経験してきた88期コンビが別線をねじ伏せた。
後ろ攻めの鈴木謙太郎が動き、高橋和也が次に上昇。赤板で高橋を叩いた佐藤友和がそのまま主導権を奪取。打鐘から巻き返しを狙った近藤隆司であったが、3番手を確保した高橋にブロックされてスピードが鈍る。それでも懸命に踏み続けたが、車間を空けながら構えていた成田和也が最終4コーナーでブロックして鋭く抜け出した。
「本当に(佐藤)友和が頑張ってくれました。(近藤隆に)行かれちゃうかなって思ったけど、合わせきったので。重くて友和もきつそうだったけど強かったですね」
会心の逃走劇を披露した佐藤は笑顔を振りまく。
「成田さんを負けさせるわけにはいかないので。現状の自分のデキを考えてもまくりに構えて一発狙うレースは違うと思って。いつぶりですかね成田、佐藤で決まったのって(笑)10年は経ってそう」
3着には4コーナーで車を外に持ち出した近藤龍徳が入線。
「コースを選んでいる余裕なんてなかったですよ。もう無我夢中(笑)ゴールしても自分が何着かわからないくらいでした。でも3着ってことは伸びている(笑)いけると思います」