検車場レポート
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| 岩本 俊介 千葉 94期 |
赤板過ぎに川口聖二が切ると岩本俊介が打鐘を目がけて勢いよく叩いて主導権。最終ホームを一本棒で通過すると別線の巻き返しは厳しく、軽快な踏み直しで逃げ切った。
「やっと頂いた車番を有効に使った。川口君が切るところはスイッチすることに意識していた。カカり切っていて、ペースに入れて踏めば、和田さんが援護してくれると思った。地元6割増しですね。決勝は和田さんがとてつもない差し脚でくると思うから抜かれないように頑張りたい。和田さんとは良い所でワンツーが決まっている。決勝は来年のG1にも繋がってくると思うからそこに向けても良いレースをしたい」
和田健太郎は外に張りながらゴール前で岩本に迫った。
「もう岩本君が完璧でしたね。色々と作戦を考えて、最悪のパターンも頭に入れていた。一番の作戦が嵌ってくれたし、岩本君がその作戦を遂行してくれた。見ているほど、楽なレースではなかったし、競輪祭の準決勝並みに痺れましたね。差せなくて、お客さんには申し訳なかったけど、岩本君のカカりも良かったし、自分の技術不足。決勝も相手は手強いけど、2人で力を合わせれば、どちらかが勝てると思う。有終の美を飾りたいですね」