検車場レポート
工藤 文彦 岡山 97期 |
打鐘手前で加賀山淳が先頭に立ち南関勢の主導権。4番手を手に入れた杉森輝大が最終2コーナーからまくりを打つと、松坂英司がドンピシャのタイミングでブロック。杉森後位から内を突いた志村太賀は詰まり、後方から外を強襲した工藤文彦が突き抜けた。
「1着は久しぶりですね、1月4日の立川記念以来。松坂さんのすごいブロックで(杉森が)止まっているのが見えた。自分は逆にあれで助けられた。(それまで)みんなカマシが止まってたから、自分も行く勇気がもてなかった。追い込みなんで、(調子は)なんとも言えない」
杉森のまくりをブロックした松坂英司は、返す刀で内の志村をキメて追い込む。僅差での2着も、大立ち回りが光った。
「加賀山が頑張ってくれたし、あとは自分の仕事をしようと。あれ(2レースの同県の白戸淳太郎の走り)で気合が入りました。地元だとやっぱり違いますね」