検車場レポート
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| 藤井 昭吾 滋賀 99期 |
正攻法に構えた藤井昭吾は赤板で後ろ攻めから一気に叩きにきた林慶次郎を突っ張り切れずも、張りながら踏み込み3番手の位置を確保。打鐘過ぎに車を外に持ち出したが、林がピッチを上げたため再び3番手に収まり残り一周。車間を空けながら間合いを取った藤井は最終2コーナー手前からまくり出ると、池田のけん制を乗り越えてそのまま押し切った。
「本当は前受から全ツッパの作戦でした。でも赤板手前になっても林君の気配がしなくて、気づいたときには中団外まできていて突っ張れなかった。あれだけ踏めば最低でも中団には入れると思っていいた。サラ脚の齋藤さんよりもやっぱり池田さんが怖かったですね。そこを乗り越えるなら直線で行くしかないって。3コーナー前には出切りたかった」
後方で脚を溜めてまくり上げた齋藤が2着に入線。
「本当は先に切って林君を待ちたかったけど、先に切れるようなスピードじゃなかった。やっぱり藤井君の位置を自分が取らないといけない。脚は悪くないけど組み立てですね」