検車場レポート
宮本 隼輔 山口 113期 |
打鐘前に渡邉一成が前団を押さえると、型通りに黒沢征治が叩いて先手を奪う。前受けだった宮本隼輔は黒沢ラインを追い、渡邉も内でこらえて3番手で宮本と併走に。外併走で態勢を整えた宮本が最終2コーナーからまくると、ワンランク違うスピードで前団を飲み込み1着スタートを切った。
「前のラインを追った勢いのまま仕掛けるべきだったかもしれないけど、黒沢さんとの踏み合いが頭に浮かんで(苦笑)。でも、行っていたら僕が1着じゃなかったかもしれないから。外併走でも脚はキツくなかったので、調子は悪くないんだと思います」
黒沢マークからタテへ踏んで2着同着の諸橋愛は、順当に二次予選に駒を進めたが表情は冴えない。
「う~ん、感じとしては前回と比べて上積みがないかな…。もしかすると悪い部類かも」
後方からのまくりで2着(同着)に届いた嶋津拓弥が、3連単の高配当を演出したと言っていいだろう。
「相手が強いので、とにかく踏めるときに前にいくってイメージだったけど。ビッグレースで勝ち上がりの権利を取れたのはデカイね。人任せって感じの組み立てだけど、このメンバーでは仕方がないでしょう」