検車場レポート
渡邉 晴智 静岡 73期 |
後ろ攻めの望月一成が赤板で中団の隅田洋介にフタをすると打鐘前で先頭に立ち一気にペースを上げる。すかさず巻き返しに出た隅田は叩けず、最終バックで中団を取った野田源一がまくり出るも進みは悪く、絶好展開を迎えた渡邉晴智が抜け出してオープニングレースを制した。
「フレームですね。全然、違う。ダービー優勝した時と同じメーカーのフレームが残っていてそれを引っ張り出してきたらかなり余裕があるし、全然良い。(望月)一成はフカし過ぎましたよね。もうちょっと緩急を付けて走ってくれれば、良かったけど、それでも同期(江守昇)とワンツーだからね。年始からこんな嬉しいことはない。1着も7月の大垣記念の初日以来、約半年ぶりだしね。久し振りのレース後にこんな喋れて嬉しいね」
中村圭志は野田のまくりの出が悪かったが、外を鋭く伸びて3着に入った。
「(逃げた南関勢は)番手と3番手がしっかりとしているから野田さんも厳しいですよね。野田さんが渡邉さんのヨコまで行ってくれていれば、面白かったけど、あの位置からは3着が精一杯。でも自転車は伸びている感覚はあるし、S級の流れにもスムーズに対応できていると思う」