検車場レポート
佐藤 水菜 神奈川 114期 |
成長著しい佐藤水菜が長澤彩に2月伊東決勝のリベンジを果たした。初手で内に長澤、外に佐伯智恵の両名で2番手の位置で併走のまま赤板を迎えると、5番手の位置から上昇した佐藤が打鐘過ぎに叩いて主導権。3番手の位置まで追い上げた長澤が残り一周から巻き返しを狙ったが、佐藤が軽快に合わせてそのまま堂々と押し切った。
「本当はダッシュ良く一周くらいで踏みたかったけど、前で併走していたので(頭を)切り替えて押さえて駆けました。(伊東の決勝で長澤に)ゴール前で差されているイメージが強かったから今日も差されるかなって思ったけど、サンサンなのでここまで粘れれば大丈夫かなって感じでした。練習と比べると感覚が違ったんですけど、(自転車は)流れているなって。背中はまだ痛いけど走る分には影響ないとおもいます」
外併走でしぶとく踏み続けて2着に入線た長澤だが悔しそうにレースを振り返る。
「(初手の位置で2番手にこだわらず)引けば良かったかな。なんか無駄に脚を使ってしまった感じですね。(ホームで)外に浮いてしまったので踏んだ方がいいかなって感じでした。でも内が気になってしまって踏み方が甘かったかも。VTRを見て明日はしっかりと修正します」
初手から佐藤を追った白井が3着をキープ。
「内で詰まってしまったからあとはもうコースを探すしかなかった。最近は調子も良いし、今回は決勝に乗りたいので3着に入れて良かったです」