検車場レポート
太刀川 一成 千葉 100期 |
角令央奈にフタをされた鈴木竜士は赤板手前で車を下げるが、次は志佐明と併走になってしまい、前をすくって先頭の坂本修一の後ろまで上がる。そこを、角が叩いて先行態勢に。3番手に続いた志佐は、最終2コーナーから反撃に出ると、好スピードで近畿コンビを抜き去る。最後は番手の太刀川一成が鋭く伸びて、チャンスをモノにした。
「志佐のお陰です。落ち着いてくれていたので、展開が向きました。(9月)青森記念の一次予選でも志佐とは一緒に走っていて、その時は失敗したんですけど、今回は頑張りますって言ってくれていたのでうれしいです」
鈴木との同期対決を制した志佐明が2着。南関ワンツーを果たした。
「(鈴木)竜士がいつ来るんだろうって思って、焦って仕掛けそうになったんですけど、落ち着けって自分に言いながら走りました。それが正解でしたね。(状態は)徐々に良くなっていると思います」