検車場レポート
筒井 敦史 岡山 85期 |
前受けの河端朋之は、打鐘手前から押さえに来た小川丈太を突っ張って出させない。最終2コーナーから仕掛けた金ヶ江勇気の車の出も悪く、絶好の展開で4コーナーを回った筒井敦史が44歳のバースデー勝利をつかんだ。
「(河端の)まさかの突っ張りでしたね。あいつの中でスイッチが入るっていうのをオレは長年の付き合いで分かっていたけど、さすがに3番手の大屋(健司)さんはキツかったですね。欲を出さずにレースしたつもりですけど、誕生日だし最後は甘えさせてもらいました。(全プロの前に)2カ月空いた時にいろいろ考えて全プロでは新しいのをやってみたけど、本当にダメ過ぎたんで、今回はフレームからハンドルから、チェーンまで全部変えてきました。一番は河端のお陰。気持ちがうれしいですね」
最終ホームで3番手に追い上げた金ヶ江の後ろから荒井崇博が伸びて2着に入った。
「カネ(金ヶ江)が頑張った。(最終)ホームで追い上げたところまでは良かったけどね。まあでも、仕掛けたからあの位置になったけん。オレはあの位置におれたら2着はあると思った」