検車場レポート
南 潤 和歌山 111期 |
単騎で出る形になってしまった川口聖二がペースを緩めると、そこを南潤が踏み上げて打鐘過ぎ2センターで先頭に立つ。川口後位にはまっていた渡邉一成がホームから近畿コンビを追いかけ、追いつきざまにまくるが飲み込むことはできず。逃げた南が力強く押し切った。
「(前回、村上義弘と連係した7月)小松島はジャンのとこでちゅうちょしてしまったので、今日(初日)はちゅうとはんぱなレースはせんとこと思ってた。(川口が)叩くならその上と思ったけど、(渡邉が)突っ張ったんで落ち着いて。(渡邉が川口後位に)はまってるの見えたけど、緩んだところで行くと決めてた。2車でも行けたんで良かったです。重く感じたんで。それが僕の脚なのかわからないけど、押し切れてるんでいいと思う」
村上義弘は渡邉をうまくけん制しながら南に続いた。
「潤が強かった。一成にまくられるかと思ったけど、隣りまで来て止めて番手に来るのかなと思ったんで、そこで外にはれば(後ろの邪魔になって)いい展開になるのかなと。最後、勝瀬(卓也)の動きにも落ち着いて対処できました。南は一戦ごとに成長してるのを感じるし、才能がある。これからが楽しみですね」