初のSA混合シリーズ制覇へ好スタート

　10月27日（木）にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ラウンド8の一次予選が行われた。5Rには中島詩音が出走し、圧倒的な走りで力の違いを見せ付けて白星スタートを切った。
　
　レースは残り2周半で赤星俊光に内を掬われた中島が強引にスパートを開始。その後は先行する梅田加津也を残り1周で叩き切ると、そのまま後続を突き離して先頭でゴール板を駆け抜けた。

　PIST6では2連覇中と勢い十分の中島。今回は初のSA混合シリーズ制覇に向けてやる気満々だ。
　「今まではA級シリーズでの優勝だったし、ずっとSA混合のシリーズで優勝したいと思っていた。前回は(木村)皆斗が優勝したし刺激になった。今年に入ってから決勝までは負けていないし、今回も調子は問題ない。積極的に走って後手を踏まないようにしたい」

　レースでは有言実行を果たして、後続に影をも踏ませぬ逃走劇を披露した。
　「内を掬われて無理矢理行くかたちになった。コースも悪くなかったし、誰かが動いてからだと思っていて甘さがでてしまった。結果的に勝てたけど、次は組み立てをしっかり考えて走りたい」と修正に余念はなく、二次予選も必勝態勢だ。

　今シリーズは復調気配の山田義彦に注目が集まるが、ポテンシャルの高さでは中島も負けていない。このまま順調に決勝へと駒を進めて、初のSA混合シリーズ制覇を目指す。

• 選手詳細データ

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  中島詩音 選手山梨・119期