『九十九島賞争奪戦』の初日特選は超激戦 ~佐世保競輪~
見応えたっぷりの3分戦
佐世保競輪場開設75周年記念『九十九島賞争奪戦』が、12月4日(木)に開幕する。シリーズの行方を占う初日特選は、どこからでも狙えそうな超激戦。競輪祭で活躍したメンバーが激突する。
中四国勢が分かれたことで、レースは3分戦になった。競輪祭の準決でも連係した四国コンビは、犬伏湧也-松本貴治の並び。その後ろに「競輪祭で世話になった」と、地元の荒井崇博が続くこととなった。競輪祭では大活躍だった松本は「競輪祭が終わってから体調を崩した。ここに来られて良かった」と、激戦の疲れが出たのか慎重なコメントだった。犬伏は、「ラインから決勝に上げられたことが成長だと思う。そういうレースが徐々にできてきた」と、充実の表情を浮かべていた。
四国勢とは別線となった中国ゴールデンコンビ。今回は、清水裕友が前を回って、松浦悠士がマークする並びだ。S班陥落となった両者だが、競輪祭では共に爪痕を残した。特に松浦は落車の影響が残るなかでも、ダイヤモンドレースを制するなど「優秀戦で1着に行けたことは大きい」と、復活を予感させる走りを見せた。一次予選で敗退した清水だが、3走目からは積極的な走りが目を引いており「攻める気持ちを意識して走れた」と、どこか吹っ切れた様子だった。
東日本勢は、先行日本一の新山響平に、佐藤慎太郎がマーク。さらに、競輪祭で戦うランクを上げた佐々木龍が3番手を固めた。残念ながらS班陥落となった新山は「SSとして何かできたわけじゃないし悔しいけど、またなれるように頑張っていきたい」と気持ちを新たにしていた。古豪復活を狙う佐藤は「新山に連れていってもらっているだけなことが多い。仕事をした上で付いていきたい」と、シブいコメントだった。
2025年12月3日 18時15分
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選手詳細データ
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松本貴治 選手愛媛・111期