復帰2場所目を迎える北井佑季 ~松戸競輪場~

「今まではトップを目指してやってきた」
松戸競輪場で21日から3日間、FⅠ「スピードチャンネル・スカパー杯」が開催される。S級はトップレーサーの深谷知広、今シリーズから復帰する浅井康太など実力者が揃い激戦ムードだ。A級はドーピング違反から復帰した北井佑季(神奈川・119期)が大本命。復帰2場所目でどんな走りを見せるのか注目が集まる。
北井は復帰戦のシリーズを3連勝。3走とも逃げ切る圧巻のパフォーマンスだった。特筆すべきは決勝戦。別線機動型の長松空吾が番手にハマり、一瞬ピンチの流れが訪れたが、展開不利もなんのその。直線に入ると突き放す形で2車身差をつけて逃げ切った。北井は前回の地元戦をこう振り返る。
「久々のレースだったが、落ち着いて走れた。復帰戦を地元で迎え車番に恵まれ、初手で前が取れた。温かい声援ばかりでありがたかったです」
競走内容、上がりタイムなどから〝S級の脚力〟が健在であることを十分証明した。ライバルたちの包囲網は今後はますます厳しくなるが、このままノンストップで突き進み、3場所でS級返り咲きを決める可能性は高そうだ。
今はどこを見据えて戦っているのか。モチベーションはどこにあるのか。競走得点0から再スタートを切った35歳は「今まではトップを目指してやってきた。斡旋停止になってA級に落ちたが、もう一回そういう気持ちを持って、そこに行くのが目標です」と言い切った。
どん底からはい上がり愚直に先行勝負を貫く。サッカーから転身して競輪に第二の人生を捧げた男は、再びGⅠの舞台を目指して風を切り裂く。

小野祐一記者
選手詳細データ
北井佑季 選手 神奈川・119期


















