熊谷芽緯が苦手克服し白星発進 ~取手競輪場~

「落ち着いて捲りに行けた」
取手競輪場で25日、F2が開幕した。ガールズ6Rでは本格化の兆しを見せている熊谷芽緯(124期・岩手)が豪快にまくって快勝。苦手意識があるという雨中の一戦を力ずくでねじ伏せた。
苦手克服の一歩だ。初日は横殴りの強い雨がバンクを叩きつけた。6Rは風速3㍍で、自力型には厳しいコンディション。「雨は視界が悪くなるし、ごちゃごちゃして焦ってしまうので苦手意識があった」と熊谷。不安を抱えながらのレースだったが、ふたを開ければ快勝。「慌てず着実に走ったが、落ち着いて捲りに行けたので良かった」と、胸をなでおろした。
打鐘から最終ホームにかけて最後方。先に仕掛けた松井優佳の動きを見て、2コーナー前からアクションを起こした。前傾姿勢になる独特のフォームで急加速。逃げた松井を最終バック過ぎにとらえて、力強く押し切った。
近況の充実ぶりは目を見張るものがある。前々回の静岡決勝ではGPレーサーの久米詩を撃破して優勝。前回の名古屋決勝はGPレーサーの坂口楓華にタイヤ差かわされたが、打鐘から逃げて2着に粘り込み、トップレーサー相手でも互角に渡り合っている。
苦手な天候でも、力を出し切れたのは大きな成果。「前検日は脚が重いと感じていたが、今日は軽かった。悪い状態ではないですね」。頭角を現してきた22歳から目が離せない。

小野祐一記者
選手詳細データ
熊谷芽緯 選手 岩手・124期


















