第80回日本選手権競輪 山崎賢人が快速まくりで二次予選を突破 ~平塚競輪場~

「初日から感覚が良くて、今日も引き続き良かった」
5月3日に平塚競輪場で第80回日本選手権競輪のシリーズ3日目が行われた。二次予選8Rに登場した山崎賢人(111期・長崎)は、酒井雄多と新田祐大が並び、二段掛け態勢を取っていた北日本作戦にも怯むことなく、上りタイム10秒9の快速まくりで前団をのみ込んだ。
正攻法に構えていた酒井が後ろ攻めから上昇してきた山崎を突っ張ってうまくペースをコントロール。酒井は後ろを警戒しながら打鐘過ぎ2センターから全開でスパート。再び7番手まで下げて態勢を整えていた山崎は、最終ホーム付近から一気の反撃に出る。最終2コーナーの下りでさらに加速していくと、酒井の番手から自力に転じてタテへ踏み込んできた新田祐大を乗り越える。決め脚鋭い山田庸平をも振り切ってそのままゴール線を駆け抜けた。
「(周回中は)9割くらいは、この並びになるだろうと。(突っ張られて7番手に戻ったあとは)詰まるところがどこかにできると思った。そこを一撃で行こうっていう感じでした。自分の感覚は良かったです。(先行した酒井雄多が)掛かる前だったので、(仕掛けは)もうワンテンポ早くてもよかったかもしれないですね。(まくって)いける感じはあったけど、新田(祐大)さんもダッシュがあるので警戒しながらでした。初日から自分の感覚が良くて、今日も引き続き良かった」
昨年末にナショナルチームを引退して、競輪一本に絞った山崎は「G1のタイトルを獲る」という明確な目標を持って脚力のみならず競輪力も磨いている。
「いままでより余裕を持って組み立てを考えられるようになってきました。だけど、まだまだだなって思います。今日も一旦、突っ張られたあとに行けるタイミングは二か所くらいあったので。今回は結果的にあのタイミングから行けましたけど、準決勝でもっと相手が強くなれば、『あそこで行けていればよかった』ということもあると思う。ミスをしないように気を引き締めて戦っていきたい」
二走して仕上がりに関しては確かな手ごたえをつかんでいるが、レースの振り返りを怠ることなく、修正ポイントを整理している。5日に行われる準決勝は、仕掛け所を逃すことなく、5年ぶりのG1決勝の舞台を目指す。

細川和輝記者
選手詳細データ
山崎賢人 選手 長崎・111期















