目指すべきは〝日本一〟 ~立川競輪場~

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古性優作
2次予選を終えて取り囲む取材陣に丁寧に対応
現状打破へレースの質を上げる

 1月4日から始まった立川記念に出走中の古性優作(大阪・100期)が高らかに目標を掲げて奮闘中だ。S班の郡司浩平との対戦となった2次予選Aは後ろ攻めから一旦押さえて前に出て、打鐘過ぎにカマしてきた高橋築ラインの3番手を捌く。3番手の位置で態勢を整えると、後方から巻き返しを狙っていた郡司浩平よりも先まくり。結果的に飲み込まれて6着に沈んでしまったが、本人は納得の表情を浮かべている。
 
 「初日特選のレースを振り返ってみて、あんなレースを続けていたら強くなれないなって。〝日本一〟を目指すレースじゃないなって思いました。(2予は)一回押さえてから来なければ駆けるつもりでいましたし、(高橋が)来たけどスンナリ下げるんじゃなくて、(タイミングが)合ったところをしっかり捌こうと。郡司が来る前にと思って仕掛けましたけど、スピードが違いましたね。元気に暴れたって感じですけど、自分には郡司みたいに一撃で決められる脚はまだない。初速や中間速は上がってきていますけど、やっぱりトップスピードではかなわない。松浦(悠士)や郡司は強くなるべくして強くなっている。強い人は強くなる走りをしてますから。自分もそこを目指して」 
 
 古性にとって同学年でS班の松浦や、郡司は目指すべき目標であり、刺激し合う良きライバル。今年、30歳の世代となる古性にとっては大事な一年のスタートともいえるシリーズ。スケールの大きい走りで結果を求め、〝日本一〟を目指して一歩、一歩、前へと進む。

細川和輝記者

2020年1月5日 19時57分

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