森田一郎は白星スタートも反省しきり ~松戸競輪場~

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森田一郎
今は積極的なレースを心がける
準決は仕事人の諸橋愛が番手

 12月2日に松戸競輪場でFIナイターシリーズの初日が開催された。9RにはS級予選が行われて、スター候補の森田一郎(埼玉・125期)が登場。同県の久木原洋との連係となり両者の折り返しで人気を集めたが、カマした森田の後ろに根本哲吏が飛び付き、打鐘4コーナーで久木原と3番手の浦川尊明が落車のアクシデントが発生。森田は裸逃げとなるも、最後は番手に入った根本の猛追を僅かに振り切った。白星スタートを切った森田だがレース内容には反省しきりで、厳しい表情を見せていた。

 「突っ張り主体ではあったんですけど、勢いよく来たら脚を使わせて出させるならいいかと。(引いてからは)仕掛けるタイミングが悪かったですね。もうツーテンポぐらい早く仕掛けていれば...。ラインで出切れるように上を走って、2コーナーからも駆け降ろして行ったんですけど。逃げ切れたのは良かったけど、本当にタイミングが悪かった。ラインを連れ込めないと意味がないので。脚の感じも全然ダメ。たまにあるんですよね、かたちだけになってしまうレースが。バンクをうまく使えていないし、ポジションも良くない。全然ダメなので修正したい」

 これからの競輪界を引っ張っていく森田にとって、結果はもちろんのこと内容はそれ以上に重要とも言える。初日に失敗してしまった分も、準決はライン決着へと導くレースを披露してくれそうだ。

髙野航記者

2025年12月2日 21時50分

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